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平穏を用意してやれずに、
自分だけは都合よく平穏を求めていた。
過日の幸せに目が眩んで、それが脅かされる事に
恐怖した。
この目で見て、感じていた幸せは
必然などでは無くて、
愛するひとが心を軋ませながら必死で
つくりだしてくれていたものだ。
特別な 日 なんだ。
毎日を特別で彩ってくれていただけなんだ。
知りつつも麻痺してゆく。
これが、普通なんだと。
与えられただけで、何も与えていない。
寄生虫の様に、幸せと健康を吸い取るだけの存在。
外道だ。
こころを病んでいる外道以外なにものでもない。
外道の人生に想いなど必要ない。
外道を治療する薬もない。
唯一の処方は
やるべき事を責任の名の元に、機械的にこなして、
憂いも喜びも無く、この身体が病に侵されて
朽ち果てるまでただただ、淡々と、無表情で
太陽ののぼりおちと共に無価値に生きていけばいい。
エネルギーが必要なら
身体を動かす為だけにその辺に転がっているジャンンクフードを
貪っていればいい。
刺激が欲しくなったら
コーラの炭酸でも味わっていればいい。
嘘しか生まない喉と口と脳ををちくちくと刺してくれるだろう。
ジャンクフードを買えばもれなくついてくる。
愛がほしくなったら
潰れかけの書店に行って卑猥な写真が載った本をこそこそ買え。
どうすればいいか、仕方はしってるでしょう?
分け与えたくなったり、変りたくなったりしたら、
それはまだ病気が治ってない証拠だから、
貰った低賃金の中の下らない諸経費を削って
募金したり、ゲームでも買えば良い。
これで誰にも迷惑はかけないし巻き込まない。
あと、外道は外道に敏感だ。
外道は己が醜いと知っているから、他人の外道を許せない。
ついでだから潰し合えばいい。
外道を潰したところで誰も喜びはしないけれど、
掃除のボランティアだと思え。
外道という病気が治ったら、その時はじめて
安らかに逝けばいい。
さいわい、それは誰にも邪魔されることは無いだろうから。
不可抗力な都合にぶちあたったときに、
どうするか。
想像もできなかった現実を直視したときに
どうするか。
心を殺して従うしかなかったときに、
どうするか。
準備不足や己のふがいさなに嘆くだろう。
それだけじゃすまない。
その結果で不幸になる人がいる。
そんなときどうすればいい?
言葉を選んで逃げるか。
ありのままを伝えて受け入れて貰うか。
どちらにしろ、赦されないだろう。
詫びて詫びて詫びて詫びて
口も目もカラカラに乾くまで詫びて
何故自分が詫びているのかさえ分からなくなるまで
詫びて、黙って結果を待てばいい。
何千詫びても結果は赦しじゃないだろう。
裏切りとはそういう事だ。
想いなどになんの価値も無い。人間性など関係ない。
そこには優しさも情も憂いも葛藤もない。
結果そのものが、悪であり、
嘘とは、これ すべからく 悪 なんだと。
それを知るだろう。
嘘に なってしまった では無く、
嘘は何があろうと嘘なのだ。
想いなど、通用しない。
マフィアの取引きと同じだ。やりなおしもきかない。
事情など、そこには存在しないんだ。
そんなときどうするか。
まず一つは、制裁をうけること。
そして、もう一つは
最後まで、約束を果たす事。
そこにもう報酬は無くとも
言った事は守る事。
それがなんになるのか?
何も生まない。けれど。
嘘が嘘であることと同じで、
約束も約束なのだ。
報酬は無いかわりに、時間だけはたっぷりある。
お得意のマイペースで
約束をはたせばいい。
焦りからくる理不尽な怒りを大事な人にぶつけずに済む。
まるで仕事だ なんて、思わなくて済む。
強引に無慈悲になんて手段は使わず、
勘違いしていた真摯な態度とこころで。
お得意のマイペースで
自分と相手の都合を調整して
出来るだけ和らいだ苦痛と
ほんの少しの円満さをもって
なりたかった、あれほど望んだ
資格ある 一人 になればいい。
罪を一緒に背負ってくれる人はいなくても。
空気を焼いてとびたった弾丸は
もどることはなくて、
その身を粉砕しながら何かを粉砕して
生を終える。
それでいいじゃないか。
それくらいの自由は弾丸にだってある。
報酬が無いってのは。
無償ってのはいい。自由で。
商業じゃない。
”活動”か(笑)
小馬鹿にして罵しって、お寒い視線で侮蔑すればいい。
自分で自分を。卑下しながら。
これは仕事じゃない。とブツクサいいながら。
でも。決して勘違いはしないでおこう。忘れないでおこう。
その 約束 も 嘘 も
自分の口から出たものであるという事は、
紛れも無い事実だと。
そして何より、
加害者は己だけなのだと。
積み上げたんだ。
とにかく、高く。高く。
誰の手にも届かぬほど、と。
それだけを考えていた。
脅かすもの、全てを恐れた。
積み上げれば その頂きに 安住があると思った。
気付けば、呪われていたよ。
神、なんかじゃなく。自分に、呪われていた。
このバベルが、空中楼閣であるという事は
分かっていたよ。自分がたてたのだから。
けれども、それしかできなかった。
いや、目を背けていたんだね。
目の前にある一番大切なものから目を背けて、
このバベルの頂きにたどり着く事だけを見ていた。
疲れと虚しさに苛まれながら、
ただ、ひたすらに。
太陽を目指した。
そして同時に 太陽を、呪った。
私達を照らして赦さないあの太陽に
苛立ち、呪っていた。
気付けば、呪われていたよ。
自分自身の想いに、呪われていた。
私は 言葉を 喪ってしまった。
純然たる強き想いを言葉で伝えられなくなった。
通じなく なった。
……違う。
烈火の如きやましい想いが、
そのまま言葉として口から出るようになった。
自分の醜さそのものが体現したんだ。
言葉となって。
暴言。
言葉が人を結び、言葉が人を剥がす。
想いなど、何になろう?
何の価値も無い事を 改めて思い知った。
喪った。
熱き血も 取り繕う皮も 繋ぐ肉も 理解する目も
正しき、言葉も。
このバベルと この想いだけが、私の全てとなった。
想い人の幸せは容赦なく私を打ちのめすだろう。
やましい私だから、やましさを打ちのめすだろう。
私はやましいままであろう。
このバベルのように。
やましい存在であろう。
この花を懐き、打ちのめされながら
もう零れる事も無い涙をながして。
真の想いを紡げない口を閉ざして。
膝を折り、永劫に楼閣を護るのだ。
許されぬ言葉を吐き、心を鉄にしたのはあなたの為。
これは詭弁だ。
そうせねばならないと想った。
これは真実だ。
流氷の上で、餓死か凍死かを迫られる。
私に唯一出来る事は、
選ぶ それだけだった。
愛が叫ぶ方を選んだ筈だ。
なのに何故、こんなにこころが軋み痛み歪み、泣く?!
何故、己の心を殺してまで選んだ答えが
一番大切な人を深く深く傷つけるのだ。
弱いからだ。私が。やましいからだ。私が。
ただ、伝えたい。
何も変わらず 愛している と。
形骸だろうがなんだろうが、このバベルは
私の、愛の一部だった。
私の最も強い愛そのものだった。
この花が胸にある限り、枯れること無きこの花が
ある限り。
私は唯一残ったこの塔を躯のまま
慈しみ続ける。
それだけが、私の生きる糧なのだから。
(元記事: charleshuettner (burnworksから))
やぁ。キミか。
相変わらずって感じかな。
かわらないね。昔のままだね。
わたしのスコープにうつるキミは、相変わらずだね。
そうそう。
キミも、わたしが見えているね?
どうかな? わたしは。
あいかわらずだろう? わたしも。
ずっとこうして、こころの隙間からキミを見ていたし、
キミも迷った時はわたしを見に来る。
つまりキミは。
今、どうしようもない心境って訳だ。お察しするよ。
気の毒とは、思えないけどね。
孤独だね。キミは。
だれもかれも愛せないねキミは。
キミが愛してるのはキミだけだからね。
キミの愛は誰にも伝わらない。
だって、誰も愛せてないんだから。
眉をしかめるくらいにはショックかな? はは。
でも、分かってる。 …そうだろう?
だからキミは今、わたしに会いに来た。
答えが、知りたいんだろうね。
わたしの中に、答えを見たい。 そうじゃないか?
どうだい? あるかい? キミの欲しがる答えが。
わたしの中に?
孤独の中に、答えはあったかい? ははは。
違う違う。キミはわたしの中に答えなど求めていないよ。
わたしは、分かってる。
キミがわたしに会いに来るのは。
トリガーを、引かせる為だってね。
そしてキミも。
いままで、一度だって引いたことのないそのトリガーを。
錆びついて動かないキミのライフルの。
その、トリガーを。
引きに来たんじゃないのかな?
キミのライフルの名はね。プライドだよ。
わたしが今潜んでいるこの汚泥の掃き溜めよりも
無価値で、汚く、そして美しい。プライド。
「無価値なものは愛するしかないじゃないか」
誰の言葉だったかな。忘れてしまったね。
キミはその何もなさない無価値に至上の愛を感じる。
そうだろう?
それが、キミの。何も持たないキミの、
たった一つの、拠り所なんだろうから。
どうかな? 睨み合いはもう飽きたかな?
言葉も、必要ないね。今のキミには。
わたしは、たった一発の弾丸でキミを殺せる。
キミはトリガーを引くだろうけど、わたしを殺す気はない。
これは勝負でもなんでもない。
ただの幕引きさ。
いまが、その時なのかな?
違う?
じゃぁいつなのかな? 聞くだけ無駄だね。
いい。わたしはいつもここに居て、
ひっそりと、キミを見ているよ。
わたしに会いたくなったら来るといい。
わたしになりたくなったら来るといい。
わたしはキミを殺す事でしか、キミを助けてやれないからね。
それがわたしの、愛だよ。
キミに殺されたわたしは、いつでもキミの傍にいるから。
またあおう。トリガーを引くその瞬間まで。
ここでなら僕は想いを垂れ流せる。
ここでしか僕は想いを吐き出せない。
雑踏に一歩踏み込んだゴミ溜めの様な部屋で
今日僕は何をするんだろう。
あの部屋で僕はどうやって生きていくんだろう。
何もない。
僕という個人にはもう、何も残ってない。
分かっていた。
覚悟の上で選んだ。
だから後悔などひとかけらも無い。
僕の胸が鼓動することをそっと止めるときが来たら、
僕は想う。
伝えて良かった。と。
身勝手過ぎる事など百も承知で。
誰にも悪怯れる事も無く、僕はきっとそう想う。
正しい事、正しくない事。
良い事、悪い事。
僕の境界線はすごく曖昧で、儚い。
僕はひとりで生まれてひとりで生きて来て、今もひとり。
それだけの事なのかも知れない。
大事な人に言われた最も印象的な言葉がある。
「あなたには、あなたしかいない。あなたはあなたが全て」
うん。まさに、その通りだった。
そして僕はその言葉を聞いて、はじめて扉の向こうの世界を
垣間見た気がした。
これが、世の中なのかと、そう想った。
人と人が繋がる世界を、見た気がした。
でも、その世の中はとても、とても、複雑で。
僕は路傍に放り出された子猫の様に戸惑った。
魅力的な世界。残酷な世界。分からない世界。
僕は僕なりに、必死でその世界の常識を拾い集めた。
でも、それは結局、自分の血肉にはならなかった。
僕を構成しているモノとそれは混じりあう事がなかった。
そして、分からないがゆえに、僕を導いてくれた大事な大事な
たった一人の人を、僕は苦しめてしまった。
出来の悪い生徒が、覚えた一つの模範解答を永遠と繰り返して
教師を失望の底に陥れるのと似ている。
下手に分かったフリをしたが故に。
出来の悪い生徒は、分かったフリをし続けなければ
ならなかった。
教師と一緒に居たい。それだけの理由で。
なんと、愚かなんだろうと思う。
でも僕は、それでも、その愚かさをどうしても憎めないでいる。
それが、僕の、全てだったのだから。
こころに一つのものしか入れる事が出来ない僕は
どうやらこの世界には向いてない様だ。
ゴミ溜めの様な部屋で 今日 僕は何をするんだろう。
自分の身体にさえ呪われながら、それでも僕は
僕としてあるのか。
凍えて震えて弱弱しくあるのか。
それも、いい。
僕はそんな自分を恥じる事は無い。
僕が最も恐れるのは、
痛みから逃れる事なのだから。
さぁ、泣こう。今日も。
胸をはって、泣けばいい。
ぼくの中の僕を感じながら。
別の痛みがやってくる、その前に。
泣く事さえ許さない最も残酷な痛みが、僕を支配してしまう前に。
愛を、さけんでやる。
雑踏に一歩踏み込んだゴミ溜めの様な部屋で。
精一杯、ぼくは愛を叫んでやる。
伝えられない この愚かしくも無垢な
毒のような愛を吐き散らして。
死んだように眠ろう。
僕はずっと、僕でいよう。
僕のこころには、他の何も誰も入れさせない。
それが、僕の。愚かな僕の。
たった一つの。誇りなのだから。
待ち合わせ場所で。
見っけ。
大好きなひと。
特徴のある歩き方。
うつむきかげんで僕をまつひと。
いとしいひと。
あなたの血が欲しい。
悠久に褪せない契りが欲しい。
あなたの血をわたしの血脈に流し込みたい。
わたしの血をあなたに飲み干してほしい。
二人の血でわたしとあなたを一つにしたい。
乳白の海原に浸かれば、少しは味わえるだろうか。
落葉の草原を駆け抜ければ、少しは紛れるだろうか。
その先に、約束の丘は見えるだろうか。
鉄芯で構築されたわたしの脚は酷く重い。
無骨な頑丈さを蓄えた腕は抱くものを壊しやすい。
虚栄で満たされた頭は事象を素直に歪めてしまって、とても不自由だ。
上の牙から出る毒は優しく、下の牙から出る毒は強い。
咬みつけば咬みつくほど。愛しいあなたはわたしの毒に侵される。
わたしの毒に染まりきったあなたが欲しい。
鏡面の如き瞳で見つめ合い、互いの暗闇を覗き込もう。
闇を分け合えば。きっと今以上に美しい光が景色を照らす。
あなたとわたしの風景が滲むことなくどうか優しく、ながれますように。
風が吹いた。季節がやってきた。新しい顔をしている。
あなたの春がほしい。あなたの夏がほしい。あなたの秋がほしい。
あなたはとても寒がりだから、あなたの冬はわたしが暖めよう。
悪食の時でさえ、因縁だけは食おうとしない。
そっぽを向き、傍観を決め込んで、ただじっと待っている。
受け入れ、認め、痛みを分かち合える わたしとあなたを。
わたしがあなたにできることはとても少なく、儚いかもしれない。
あなたがわたしにできることはとても儚く、脆いかもしれない。
あなたとわたしはかけがえのないものを積み重ねている事を知る。
詩を綴ろう。音がわからないわたしは言葉をおくろう。
誰から聞いたものでもない、わたしだけの言葉を。あなたに。
何度でも、何度でも。古い詩が褪せたなら、新しい言葉を生めばいい。